Record China 2011年10月10日(月) 22時32分
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7日、中国人女性博士の衛金桂さんは、初めて訪ねた北朝鮮についての感想を自身のブログに掲載した。写真は平壌高麗ホテル。
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2011年10月7日、小説「中国女博士」の作者で、実際に中国近代文化史と政治学の博士号をもつ衛金桂(ウェイ・ジングイ)さんは、初めて訪れた北朝鮮で抱いた感情について綴った文章を自身のブログに掲載した。以下はその内容。
【その他の写真】
北京空港から飛行機で約1時間。平壌に到着した私は奇妙な不安感に襲われた。無人島と北朝鮮のどちらか選べと言われたら、無人島を選ぶだろう。少なくとも自由に行動できる。空港の係官は私がウロウロ歩き回るのを身振りで制止してくる。税関では息子の持っていたデジタルカメラの写真を係官がすべてチェックしたらしい。
出迎えの車16台に乗り込む外国人は中国人ばかり。6日間の滞在期間中に中国人以外の外国人を見かけたのはたったの4人だけ。どこに行っても聞こえるのは中国語だった。同様に中国製の粗悪な製品をいたるところで見つけた。多くの中国人は北朝鮮に対して優越感を抱いている。着ている物1つを見ても、彼らはみな地味な色の作業着を着ていて、民族衣装やビジネススーツ姿の人はごくわずかだ。
街中にあふれる標語やスローガン、指導者の銅像を眺めていると、ふと懐かしい思いにかられる。1970年代の中国によく似ているからだ。北朝鮮を助けて共に米国と戦った時代があったように、我々の体のなかには中朝友好の血液が流れているのを強く感じる。しかし、北朝鮮の人間はそうは思っていないようだ。外国人向けに売られている中国製の品は中国の国内価格の10倍の値段がついている。中国人はいいカモだ。北朝鮮は凶悪極まりないといえば語弊があるが、この国が対外開放などしてしまったら、国民はきっと大混乱するに違いない。彼らには欠けているものがあまりにも多すぎるからだ。(翻訳・編集/本郷)
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