2011年10月5日、ケンタッキー・フライド・チキン（KFC）の看板にそっくりなだけでなく、オバマ大統領らしき似顔絵を使った看板で話題になっていた開店準備中のレストラン「オバマ・フライド・チキン（OFC）」が、KFCからの法的措置などを恐れ、看板上のOFCの文字を削除した。看板上のOFCの部分を切り取っただけの状態で、穴の開いた部分からは以前に営業していた商店の看板が見えているという。6日付で中国新聞社（電子版）が伝えた。

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付近の住民によると、OFCは北京市の大学生たちが起業し、開店準備しているレストラン。OFCの看板はKFCと同じく、赤地に白い文字が使われている。両者の大きな違いは、KFCが創業者カーネル・サンダースのイラストを使っているのに対し、OFCはオバマ大統領らしき似顔絵を使っている点だ。

これに関し、英デイリーメール紙は「KFCは法的措置を採る準備をしている」と報道。中国国内でこの報道が伝わると、多くのメディアやネットユーザーも注目し、大きな話題となった。

起業者の1人である北京城市学院2年生の朱宝来（ジュー・バオライ）さんは「看板をデザインする時、斬新さが必要とだけ思い、多くを考慮しなかった」と語り、法的な責任追及を恐れ、看板の文字を切り取ったことを認めている。（翻訳・編集/HA）