ダム建設を中止したミャンマーに合弁中国企業の合法的権益の保障を求める―中国外交部

Record China    2011年10月3日(月) 17時58分

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30日、中国外交部の洪磊報道官は、ミャンマーが中国と合弁で進めてきた水力発電ダムの建設を中断すると発表したことについて、「中国企業の正当かつ合法的な権益を保障するよう要求する」と述べた。写真は中国雲南省のミャンマー国境沿いに駐留する兵士たち。

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2011年9月30日、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は定例記者会見で、ミャンマーが中国と合弁で進めてきた水力発電ダムの建設を中断すると発表したことについて、「中国企業の正当かつ合法的な権益を保障するよう要求する」と述べた。米華字紙・多維新聞が伝えた。

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洪報道官は「中国政府は一貫して中国企業が互いを尊重し、平等互恵の原則で他国企業と合弁事業を展開することを支持してきた。また、中国企業が現地の法律や法規を厳格に守り、責任と義務を果たすと同時に、関係国の政府も中国企業の正当かつ合法的な権益を保障するよう求めてきた」とした上で、「このダム建設プロジェクトは双方の科学的論証と厳格な審査を経て決定したもの。いかなる問題も双方の友好的な話し合いを経て、適切に対処すべきだ」と強調した。

ミャンマーのテイン・セイン大統領が同日、北部カチン州エーヤワディー川(イワラジ川)上流の中国企業が請け負っているダム建設について、民意に反するため即刻停止すると宣言していた。現地では、重要な農作物の生産地である同川流域の生態への影響を危惧していたミャンマーの環境保護団体および社会活動団体からダム建設反対の声が上がっていた。(翻訳・編集/NN)

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