Record China 2011年10月3日(月) 11時49分
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9月29日、北朝鮮の羅先特区視察ツアーに参加した中国人記者のレポートによると、農作工具として食糧生産に役立つ牛は北朝鮮国家にとって貴重な存在だという。写真は北朝鮮。
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2011年9月29日、中国のブログ雑誌・博客天下は北朝鮮の羅先(ラソン)経済特区の視察ツアーに参加した中国人記者、雷宇(レイ・ユー)氏の現地レポートを掲載した。以下はその内容。
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世界と距離を置いてきた北朝鮮がこれほど大々的に外国人記者を受け入れるのは初めてだと思われる。ツアーに参加したのはAP通信やAFP通信、ロイター社などの海外メディアの記者のほか、羅先特別市の開発に投資している企業や中国延辺朝鮮族自治州の副州長をはじめとする同州の公務員たち。陸路で北朝鮮入りした我々は入国審査場で携帯電話を預けることになった。自由経済貿易区・羅先市へ向かう道の両側には金日成(キム・イルソン)と金正日(キム・ジョンイル)の肖像画や標語が並んでいる。その周りにはトウモロコシや大豆の豊かな畑が広がっていた。
食糧配給制の北朝鮮では成人男子1人に毎日550g、成人女子1人に350gの穀物が配給される。国民に土地の所有権はなく、収穫した穀物はすべて国家に差し出す。住居や医療、教育も国から無料で提供されるという。田畑を耕す牛は北朝鮮では極めて貴重な存在で、すべての牛の角には識別番号が刻まれている。牛が1頭でも死んだ場合、ただちにその旨を国家に報告しなければならず、勝手に食べることは許されないのだ。(翻訳・編集/本郷)
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