2011年9月28日、南方日報によると、鉄道車両製造メーカー・中国南車集団が最近、東南アジア、アフリカ、欧州の海外3か国から鉄道車両のオーダーを受けたことを発表した。

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7月23日に発生した高速鉄道脱線事故以降、中国国内の高速鉄道建設は大幅に計画を遅らせざるを得なくなり、鉄道業界全体に低迷の雰囲気が漂っていた。そんな中、中国南車は海外市場に目を向け、開拓の努力を続けてきた。

中国南車は3か国からのオーダーのうち、特にトルコからの自主開発ライト・レール・トランジットの発注に注力している。この車両は1万点以上にわたる部品の一つ一つを欧州基準に合わせて開発することが要求されているが、成功を収めれば欧州市場でのさらなる発展が期待できるからだ。2009年10月にサインが交わされたこのオーダーの契約価格は3．5億人民元（約41億8800万円）。

中国南車はまた、車両の納入は1度のみの取引となるが、それに付随するメンテナンス、サービスを積極的に行うことにより、より大きく、息の長いビジネスにすることができると今後の発展に期待を寄せている。

中国鉄道関連企業の海外進出には、まだ不確定要素が多く存在するものの、中国南車が踏みだした一歩は、業界全体に明るい希望をもたらしている。（翻訳・編集/AN）