米大使が中国人の心つかむ、「顔は中国人なのに行動が謙虚」―米華字メディア

Record China    2011年9月23日(金) 17時22分

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21日、米国のロック駐中国大使の政府高官らしくない謙虚で落ち着いた行動が、中国人の心をがっちりつかんでいるという。写真は17日、北京でチャリティーイベントに出席したロック大使。

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2011年9月21日、米華字サイト・多維新聞は、今年8月に中国系米国人として初の駐中国米国大使に着任したゲイリー・フェイ・ロック(駱家輝)氏の政府高官らしくない謙虚で落ち着いた行動が、中国人の心をがっちりつかんでいると伝えた。

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9月20日付の中国経済週刊は、着任後のロック大使の中国での様子を報道した。その中には、ロック大使一家が、万里の長城のロープウエーに乗るため、一般市民に交じって1時間余り並んでいる様子があった。

同誌の評論委員は「中国の国民がロック大使に魅せられている原因は、顔はまるっきり中国人なのに、行動が全く中国風でないため」と分析する。他のメディア各社の評価も良いものばかりだという。

あるネットユーザーが先月、ロック大使が割引チケットを使ってスターバックスコーヒーを利用している様子を写してネット上で公開したところ、中国で大きな話題となり、ロック大使は一躍時の人となった。

また、ロック大使は荷物を自分で持つ習慣があり、こうした点も中国の政府高官とは違った謙虚さとして受け止められている。ロック大使と同等の地位にある中国高官であれば、自分で荷物を持つことなどありえないからである。

毛沢東の「人民のために尽くす」と言うフレーズは、多くの中国人の目には絵空事として映っている。そのため、多くの高官が腐敗に走る中国で、ロック大使の一般市民のような謙虚で落ち着いた態度は一服の清涼剤になっている。ロック大使は今、多くの中国人の好意的なまなざしを受けている。(翻訳・編集/HA)

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