中国「安価な生産拠点」の立場、コスト上昇で失われつつある―英メディア

Record China    2011年9月21日(水) 5時16分

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15日、オランダを本部とする国際会計事務所・KPMGの報告書が、中国は世界で最も安価な生産拠点としてのポジションを失いつつあると指摘している。写真はオバマ米大統領の就任式にミシェル夫人が着用したパンプスBandolinoBerry。

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2011年9月15日、英公共放送BBCの中国語サイトによれば、オランダを本部とする国際会計事務所・KPMGの報告書が、「中国は世界で最も安価な生産拠点としてのポジションを失いつつある」と指摘している。

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報告書は、中国は生産能力の高さや十分なインフラにより、現時点では家電製品や家具などの分野でそのポジションを守ることができると指摘しているが、衣類や靴といった分野ではすでにアジア各国に取って代わられていると指摘。

特に、靴ではインドネシアとベトナムの成長が、衣類や繊維・金属製品ではインドの成長が目立つ。KPMGの試算では、インドネシアの靴輸出は2010年に42%増加し21億ドルに達する見込み。バングラデシュの衣類・繊維輸出も2011年7月までの1年間で43%増加し180億ドルに達する見込みだという。

需要が落ち込む中、メーカーはコストを消費者に転嫁することが難しく、経営戦略の転換を余儀なくされている。中国はさらに、人口構造の変化による労働力不足と労働力コスト上昇の影響も大きく受けていると、KPGMの報告書は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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