中国の社会矛盾起こす9要因=立ち退き、制度改革、賃金、汚染など―英メディア

Record China    2011年9月18日(日) 8時14分

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15日、BBC中国語版サイトは、北京国際都市発展研究院が発表した報告書で「中国の社会矛盾を引き起こす9つの要因」を挙げたと伝えた。写真は長沙の立ち退きの様子。

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2011年9月15日、BBC中国語版サイトは、北京国際都市発展研究院が同日発表した報告書で「中国の社会矛盾を引き起こす9つの要因」を挙げたと伝えた。

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同研究院が指摘した要因は、用地買収、立ち退き、不動産、制度改革、医療、賃金、環境汚染、借金、他地域からの住民とのトラブルの9つ。報告書はこれら9つの要因が単なる社会現象にとどまらず「中国が急速な経済発展を遂げたことにより、より深刻で複雑になっている」と分析した。

このほか報告書は、中国の国民が現在「5つの安全」を重視していることに注目。つまり食品、薬品、医療、生産、インターネットの安全が確保されていなければ、「社会矛盾を引き起こす最も敏感な導火線になる」と懸念を表明した。

さらに、「2つの失墜」すなわち政府と社会への信頼が失われることで、「9つの社会矛盾に火がつく恐れがある」とも指摘。そのうえで「市民に民意を持たせることで政府は有効な対応方法を得ることができ、恨みを持たせれば平等な対話を要求されるだろう」としている。(翻訳・編集/AA)

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