拡大
出稼ぎ先から帰省した女性をターゲットにした詐欺が頻発しているという。被害者は催眠術にかけられて簡単に金をとられてしまうそうで、そのショックは大きい。
(1 / 2 枚)
2007年1月30日、湖南省邵陽市邵陽県の蒋(ジアン)さんが、息子を抱えて道端にしゃがみ込んで泣いている。どうしたのか理由を聞くと、所持金1万2000元(約18万円)を、すべてだましとられたのだそうだ。
【その他の写真】
この日彼女は列車で、広東省広州市から故郷へ向かい、邵陽に着いて駅を出た途端、男1人と女1人に一緒にタクシーに乗るよう誘われた。何も疑わずタクシーに乗ると、手相を見てあげると言われた。見せているとなぜか頭がぼんやりとしてきて、現金2000元と9800元が入った銀行口座のカードを渡し、そのパスワードも全部教えてしまったという。
タクシーを降ろされ意識が戻ると、やっと何かの術にかけられていたことが分かった。しかし時すでに遅し、銀行口座からは9800元がそっくり下ろされた後だった。
この地域では、このような催眠術詐欺が起きているという。だまされる人の多くはよそに働きに出て正月に帰省した、若い女性だそうだ。
この記事のコメントを見る