中秋の銘菓・月餅の輸入禁止、33カ国に―中国メディア

Record China    2011年9月9日(金) 17時27分

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12日は旧暦の8月15日に当たり、中秋の名月。中国では、この日に月餅と呼ばれる伝統菓子を家族そろっていただくのが習慣になっている。そんな中、海外では月餅輸入禁止の動きが高まっている。

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2011年9月12日は旧暦の8月15日に当たり、中秋の名月。この日に月をめでる習慣が日本以上に色濃く残っている中国では、月餅と呼ばれる伝統菓子を家族そろっていただくのが習慣になっている。 中秋が近付くと、中国ではこの贈答合戦が繰り広げられるが、そんな中、海外では月餅輸入禁止の動きが高まっている。中国新聞社の報道。

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地方ごとに異なった味わいや製法のある月餅だが、全国に名だたる月餅といえば広東省産が挙げられる。月餅の生産量、輸出量でも全国トップを誇るが、その広東省検験検疫局の発表によると、今月8日までに同局が処理した輸出用の月餅は257件、1501トンに上った。しかしながら、品質面を懸念した一部の国はこの輸入を禁止している。

フランス、ドイツ、タイ、スウェーデンなど、輸入禁止を明言する国は今年になって倍増し、33カ国となった。また、そのほかに30カ国が月餅に対して厳しい検疫基準を設けている。日本を例にとると、製品に含有される甘味料・漂白剤・防腐剤などが自国の基準に合わないことを近年になってさらに懸念するようになっている。海外ではあまりなじみのない食品であることから、各国で安全を判断する基準が確立できないことも背景になって、輸入禁止の傾向が強まっているようだ。(翻訳・編集/愛玉)

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