2011年9月5日、インド紙フィナンシャル・エクスプレスによると、インドの軍備は徐々に中国に引き離されており、両国の国防力における格差の拡大にインド軍上層部が懸念を示している。7日付で新華社が伝えた。

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記事によると、中国が軍備を増強している中、インドは政治腐敗や汚職への対応に追われている。また、官僚も大半が軍事面には関心を払っておらず、軍上層部は隣国である中国とパキスタンという核保有国の脅威に対抗する能力が失われつつあることに強い不満を感じている。

インド陸軍のある退役中将によれば、インドの国防予算は320億ドル。しかし、中国の国防予算は915億ドルにも上り、「これでどうやって中国に対抗していけばいいというのか」と国防力の格差拡大に懸念を表し、急激な軍拡を続ける中国に対して危機感を抱いている。国防省のある官僚も、インドの国防予算はこれまで60年にわたって一貫性を欠き、危機への対応も十分な準備ができていないと指摘している。（翻訳・編集/岡田）