Record China 2011年9月7日(水) 9時26分
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5日、パキスタン南部のシンド州が2013年から中国語教育を始めることが分かった。写真は「世界の卸市場」と言われる浙江省義烏で中国語のレッスンを受けるパキスタン人商人ら。
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2011年9月5日、BBCによると、パキスタン南部のシンド州が2013年から学校の授業に中国語を加えることを明らかにした。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。
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記事によると、小学校6年生のクラス(10〜11歳)から州内すべての学校で中国語の授業を設ける。州政府の声明では、パキスタンと中国の同盟関係は50年以上にわたっているほか、経済・政治の関係が日に日に深まっているためだとされている。州教育庁の責任者は、中国の世界経済における役割が重要性を増しており、若い世代は中国語をマスターすることが不可欠だと話した。
シンド州政府は、すべての学校で中国語の授業を始めるだけでなく、中国語の成績が良好な生徒には奨学金を支給するなどの対応も取るとしている。また、中国政府に中国語教育への協力も要請する。
しかし、シンド州の決定には否定的な意見も出ている。中国語の授業を設ける決定には政治的な意図があるのではないかと指摘されているほか、教員の質を高めるには多額の資金が必要となり、教員の間からも同省の学校ではすでに英語、ウルドゥー語、シンド語という3つの言語の授業が行われているため、教員と生徒にとって負担が大きくなりすぎるとの声が上がっている。
なお、中国とパキスタンは1951年に国交が結ばれ、友好関係が保たれている。現在、中国はパキスタンにおける通信分野などインフラ面での最大の投資国となっており、最大の武器供給国でもある。(翻訳・編集/岡田)
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