世界エイズ・結核・マラリア対策基金、中国への資金援助を大幅削減―中国紙

Record China    2011年9月2日(金) 17時2分

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1日、スイスの民間財団である「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」が中国への援助金を大幅に削減することが分かった。写真は2010年の世界エイズデーに中国各地で行われたイベント。

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2011年9月1日、スイスの民間財団である「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」が中国への援助金を大幅に削減することが分かった。同財団は50〜80%削減するとしており、中国のプロジェクトの財務に問題があるため監査を行うとしている。京華時報が伝えた。

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世界エイズ・結核・マラリア対策基金は3大感染症への予防、治療、感染者対策のための基金で、中国の衛生分野における最大の国際協力プロジェクト。中国は同基金の4大支援国となっており、援助金は極めて膨大な額に上るが、経済力の増す中国に多額の支援を行うことが国際的に問題視されている。

援助金の削減率が最も高いのは結核で、80%が削減されるが、中国側は援助金の削減は明確な理由がないと指摘し、今後も支援を継続するよう働き掛けていくとしている。

また、これに先立ち、同財団は中国へのエイズ対策援助金を3カ月凍結することを明らかにしている。これは援助金の管理方法に問題があると財団が認識したことによる。事前の協議もなく援助金の3分の1が非政府団体に流れているほか、衛生部門でも援助金の割り当てをでっち上げたり、公安部門が割り当てを受けたりするなど、援助金の分配に問題があり、患者が救済を受けるには至らないケースが多々あると指摘されている。(翻訳・編集/岡田)

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