メイド・イン・チャイナのキング牧師記念碑が完成、「まるで毛沢東像」と皮肉る声も―米国

Record China    2011年8月27日(土) 14時32分

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25日、ワシントンの国立公園「ナショナル・モール」にこのほど、キング牧師の記念碑が完成した。碑石は中国で製造されたもので、米国ではその是非をめぐって議論が起きている。写真は制作者の中国人アーティスト、雷宜[金辛]氏。

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2011年8月25日、ワシントンの国立公園「ナショナル・モール」にこのほど、故マーチン・ルーサー・キング牧師をたたえる記念碑が完成した。碑石は中国で製造されたもので、米国ではその是非をめぐって議論が起きている。中国新聞社が伝えた。

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キング牧師は黒人公民権運動の指導者。1964年にノーベル平和賞を受賞したが、1968年に39歳の若さで暗殺された。ナショナル・モール内のリンカーン記念館は、キング牧師が25万人の観衆を前に演説したゆかりの地でもある。

碑石は中国人芸術家・雷宜[金辛](ライ・イーシン)氏が中国で作り、米国に運ばれたもの。依頼時から「なぜ米国人が作らないのか?」「黒人芸術家に依頼するべきでは」と疑問視する声があったが、完成に伴い再びこの問題がクローズアップされた。

13日付ハフィントン・ポストは「上着のデザインがまるで毛沢東像のようだ」と皮肉ったが、雷氏は「芸術に国境はない。中国にある建築、彫刻の多くも欧米人が作ったものだ」と意に介していない。(翻訳・編集/KT)

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