<中華経済>低速EVで全国初の普及モデル地区に指定―山東省

Record China    2011年8月27日(土) 7時34分

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26日、このほど開かれた山東省低速電動車試験運用座談会で、間もなく同省が国内初の低速電動車の普及モデル地域として指定されることが明らかになった。

2011年8月26日、このほど開かれた山東省低速電動車試験運用座談会で、間もなく同省が国内初の低速電動車の普及モデル地域として指定されることが明らかになった。中国の各メディアが伝えた。

低速電動車とは、電動自転車、オート三輪、小型乗用車などの四輪自動車で、地方の小さな農用車メーカーなどが製造している。同省経済情報化委員会の王兆春副巡視員によれば、省内の低速電動車の生産台数は09年に1万5896台だったが、10年は2万7613台、11年上半期(1〜6月)は3万4000台に急増し、通年では7万台を超えるとの試算もある。

同省の経済情報化委員会は10年8月、地方やメーカーの要望を元に当局に対して低速電動車の普及モデル地域の設置を申請。今年7月18日、工業情報化部は「安全性を落とさない、新たな汚染源を作らない、一般道路網に影響を与えない」という原則の下、使用方法の制限と規範化を条件としてモデル地域に指定する方針を示した。現在は国家発展改革委員会、公安部、環境保護部に意見を求めている段階だという。

これを受け同省は、全国で初めて低速電動車の利用地域を制限した管理法規を発表したほか、業界初の自主的標準を制定し全国に発表している。

低速電動車は新エネルギー車として発展が見込まれているが、車体の安全性や性能が低い上、電源に使用される鉛酸バッテリーは技術的に劣っており、環境汚染の原因になるとの指摘もある。一般道への乗り入れによる交通事故の増加も懸念されるため、一部当局は低速電動車産業の発展に否定的な態度を示している。(翻訳・編集/JX)

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