手術中に火災が発生、全身麻酔の患者置き去りにされ死亡―上海市

Record China    2011年8月26日(金) 17時5分

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26日、上海市の病院で手術中に火災が発生し、全身麻酔のまま置き去りにされた患者が死亡するという事件が発生していたことが分かった。

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2011年8月26日、上海市の病院で手術中に火災が発生し、全身麻酔のまま置き去りにされた患者が死亡するという事件が発生していたことが分かった。京華時報が伝えた。

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事件があったのは24日午後9時45分(日本時間同10時45分)ごろ。上海交通大学医学院付属第三人民医院で、交通事故に遭った男性患者(49)の足の切断手術が行われていた。手術に関わったのは全部で6人。医者が2人、看護師が1人、麻酔医が1人、当直スタッフが2人だった。

遺族の話によると、手術室から煙が上がっているのが見え、すぐに看護師が「火事だ!」と叫びながら逃げてきた。これに続き、医者たちもバタバタと走って来るのが見えた。「患者は?」と尋ねると、「中にいる」との答え。とにかく自分たちで助けようと思ったが、すでに消防隊が消火活動をしていたので待つしかなかった。

消火活動が終わり、ようやく手術室に駆け付けることができたが、患者はすでに死亡した後で、遺体が白い布をかけられ廊下に寝かされていた。手術室の中は焼けておらず、ススで真っ黒になっているだけだった。遺体にも火傷の跡はなかった。

病院側の説明によると、火災は隣の手術室で発生。最初に気付いたのは看護師で、燃えていたのはオゾン殺菌器。すぐに消火器で火を消そうとしたが勢いが強く、煙も蔓延してきたため、手の施しようがなかったという。

患者を置き去りにした理由については、手術台が固定されていたため、運び出すことができなかったとしている。医者は「酸素吸入器を付けていたため、煙が来ても呼吸はできると判断した」と話している。(翻訳・編集/NN)

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