<レコチャ広場>国営テレビ女性アナが番組中に「中指」立てる、その背景には何が?―中国

Record China    2011年8月25日(木) 18時48分

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23日、中国中央テレビの女性アナウンサーがニュース番組で、渤海湾の油田流出事故に対する米企業の責任を追及している最中に突然画面を切り替えられ、思わず中指を立てたことが話題になっている。中国人ブロガーがその背景について考察した。

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2011年8月23日、中国の国営テレビ、中国中央テレビ(CCTV)の文静(ウェン・ジン)アナウンサーがニュース番組で、渤海湾の油田流出事故に対する米企業の責任を追及している最中に突然画面を切り替えられ、思わず中指を立てたことが話題になっている。中国人ブロガーがその背景について考察した。以下はその内容。

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CCTVの文静アナが先日のニュース番組で、渤海湾「蓬莱19−3」油田の漏出事故に対する米石油エネルギー企業・コノコフィリップスの責任を追及し始めたところ、突然、テレビ画面が切り替わり、それ以上発言することができなくなった。画面はすぐに文アナに戻されたが、画面に映し出された彼女はちょうどイライラと不満をぶつけるかのように中指を立てていた。

この時の文アナについて、ネット上では「何かうっぷんを晴らしたかったに違いない」との意見が多くあがっているが、筆者も賛成だ。コノコフィリップス社は漏出から2カ月も経つのにいまだ原因を解明していない。それどころか、つい最近新たに9カ所の漏出が発見されたばかりだ。これにより、漁業や養殖業が受けた損害は10億元(約120億円)近く。生態系や水質への影響も深刻だ。

だが、同社は賠償について固く口を閉ざしたまま。無理やり言わされた謝罪の言葉からは誠意のかけらも感じられなかった。その一方で、同社は米国での原油漏出事故では政府に400億ドルの賠償金を支払っている。これに中国人が不満を持つのは当然だ。だが、番組はなぜ突然あのように画面を切り替えたのか。政治性が強いCCTVのことだ。コ社の気分を害さぬよう、政府からお達しが来たのか?それともコ社と何らかの裏取引があったのだろうか?

CCTVは一体、国民のために真相を暴くつもりがあるのか?今回のことで、高速列車追突事故で事故車両を埋めたこと、そして、それを非難したCCTVの白岩松(バイ・イエンソン)アナが締め出されたことの2つの衝撃が蘇った。どうやら我々の国に真の透明性が根付くまでにはまだ相当な時間が必要のようだ。それに一見華やかに見えるアナウンサーも、実は相当なストレスを抱えているのだと思った。(翻訳・編集/NN)

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