日系自動車、中国市場で苦戦=リコール・震災・競争激化で―中国メディア

Record China    2011年8月25日(木) 5時25分

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23日、北京晨報によると、中国市場における日系自動車の苦戦が顕著になっている。写真は2011年の上海モーターショーに出品されたトヨタ自動車製のパーソナルモビリティ・i-REAL。

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2011年8月23日、北京晨報によると、中国市場における日系自動車企業の苦戦が顕著になっている。自動車サイト・盖世汽車網が中国の消費者1263人を対象に行ったアンケート調査によると、28%が「日系自動車は欧米、韓国車にシェアを食われている」、19%が「日系メーカーは中国市場を重視していない」と回答。東日本大震災や相次ぐリコール問題も追い打ちとなっており、29%が「日本車のブランドイメージが低下した」と回答している。鳳凰網が伝えた。

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トヨタ自動車の世界販売台数は今年上半期、米ゼネラル・モーターズ(GM)に80万台以上の差をつけられ首位陥落。独フォルクスワーゲン(VW)にも追い越され、世界3位に甘んじた。原因は東日本大震災による部品供給の停滞だけではない。2009年の大規模リコール問題や、急成長する中国市場の軽視が、日系自動車販売減の背景にあるだろう。

リコールに悩まされるのは、トヨタだけではない。ホンダも8月8日、全世界で249万台を回収すると発表した。うち中国国内だけで76万台。同社が昨年中国で売り上げた65万台を大きく上回る数字だ。

これに対し、GMは中国で順調に販売台数を伸ばしている。VW、仏プジョー、韓国・起亜車も日系メーカーのシェアを食う勢いだ。アンケートでは「日系車はもう買わない」との回答は55%、「日系車を選ぶ」は45%。日系自動車にとって、依然として市場開拓の余地が大きいことも確かだ。(翻訳・編集/AA)

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