中国は米国超えよりもアジアでの影響力を重視―米シンクタンク

Record China    2011年8月19日(金) 18時13分

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17日、米シンクタンク・戦略国際問題研究所のボニー・グレイザー上級研究員は、中国には米国を上回り超大国になろうという意思はなく、アジアでの影響力を重視していると指摘した。写真は米国向け商品を製造する安徽省の衣類工場。

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2011年8月17日、米シンクタンク・戦略国際問題研究所のボニー・グレイザー上級研究員がインタビューに答え、中国には米国を上回り超大国になろうという意思はなく、アジアでの影響力を重視していると語った。米華字メディア・多維ニュースが伝えた。

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ボニー・グレイザー女史は、中国が世界一の大国になろうとしているとは考えないが、アジア太平洋地域の中では影響力のある立場に立とうとしているとみている。中国は米国の同地域への軍事・経済的関与を容認しているが、台湾問題や南シナ海問題への介入は阻止しようとしているものの、米国の、特に経済的な衰退は望んでいないと指摘した。米国は中国にとって非常に重要な輸出国であり、米国の衰退は中国にとってメリットがないためだ。

また、中国は米国が単独では問題を解決できないような世界のパワーバランスを望んでいるが、同時に米国がアジア太平洋地域へ関与を強める動機は何か、米国が介入を強めることで中国と周辺諸国との関係に大きな変化が生じることを気に掛けていると指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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