Record China 2011年8月13日(土) 6時39分
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10日、中国誌・南方週末の解説員、李鉄(リー・ティエ)氏が「中国製造業は臨界点に達した?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は6月、重慶にある富士康の工場。
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2011年8月10日、中国誌・南方週末の解説員、李鉄(リー・ティエ)氏が「中国製造業は臨界点に達した?」と題した記事を中国のブログサイト・網易博客に掲載した。以下はその内容。
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富士康科技集団の郭台銘(グオ・タイミン)董事長が先月29日、工場で稼働しているロボットを現在の1万台から来年は30万台、3年後には100万台に増やす計画を発表した。いずれも作業員の代わりに単純作業に従事させるという。
これで人件費の高騰問題が解決するかどうかは、まだ分からない。だが、投資家たちはあまり良く思っていないようだ。富士康国際の株価は依然として低迷しており、最近はここ1年でも最低水準に陥っている。富士康にとっては苦肉の策なのだろうが、ロボットを使うということは、中国の製造業の強みはどこにいってしまうのか?
「メイド・イン・チャイナ」の筆頭ともいえる富士康の苦境が示す通り、中国の製造業は今年、非常に厳しい状態に陥っている。だが、金融危機の真っ只中にあった3年前ではなく、なぜ今の時期なのか?当時、中国の製造業が直面したのは受注が激減するなど外的要因が主だった。だが、今は内的要因が大きい。
製造業の社長が今の苦境を語る時、必ず挙げるのが「人件費と原材料費の高騰」だ。ではなぜ、こうも上がり続けるのか?給与が上がれば労働者の収入も増えるが、その恩恵が労働者のポケットに十分に入ってきていないのだろう。これが十分に入るようになれば、中国経済はもう内需の問題で悩まなくて済む、と筆者は考える。(翻訳・編集/NN)
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