まるで80年代の日本?中国マネーがニューヨークを席巻―米紙

Record China    2011年8月12日(金) 23時34分

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11日、米紙は、中国からの潤沢な資金が大挙してニューヨークに流入し、不動産購入やインフラへの投資、観光に至るまで、まるで80年代の日本からの投資のような状況であると報じた。写真はタイムズスクエアに出された中国企業の広告。

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2011年8月11日、米紙ニューヨーク・タイムズは、中国からの潤沢な資金が大挙してニューヨークに流入し、不動産購入やインフラへの投資、観光に至るまで、まるで80年代の日本からの投資のような状況であると報じた。

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中国の銀行が昨年ニューヨークで融資した住宅購入資金は10億元(約120億円)を超えている。中国人投資家は高級マンションや商業施設の購入だけでなく、エンパイアステートビルなどのオフィス賃貸契約も締結している。ニューヨークの不動産業者は、高級マンションを探す中国人が大幅に増加しており、3000万元(約3億6000万円)以上の物件を求める人もいると話す。

中国企業の投資も盛んだ。80年代、日本からの投資の際には、ニューヨークが買い占められ、米国の優位性が失われるのではとの反発を招いたが、現在は逆に、地方経済の発展につながると歓迎さえされているという。

現地で最も成長が早い企業の1つに、中国系企業であるChina Construction America(国営企業・中国建築股フェン有限公司の米国子会社)が挙げられている。同社は、タッパン・ジー・ブリッジやアレクサンダー・ハミルトン・ブリッジなどの橋梁のほか、地下鉄7号線などのプロジェクトを受注している。

また、中国人観光客も大挙してニューヨークを訪れ、ホテルやレストラン、小売業界に大きな貢献をしている。昨年ニューヨークを訪れた中国人観光客は前年比45%増の26万6000人に上っている。(翻訳・編集/HA)

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