Record China 2011年8月8日(月) 17時15分
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6日、北京大学や清華大学などの名門大学で農村出身の学生の割合が1990年代以降減少していることが分かった。写真は遼寧省瀋陽市の大学に家族に送られて到着した新入生。
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2011年8月6日、北京大学や清華大学などの重点大学(国が指定した名門大学)で、農村出身の学生の割合が1990年代以降減少していることが分かった。重慶晩報が伝えた。
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北京大学教育学院の劉雲杉(リウ・ユンシャン)副教授が1978年から2005年の北京大学の学生について調査したところ、78年から98年では農村出身の学生は約3割を占めていたのに対し、90年代中ごろから減少し始め、2000年から現在までは1割前後となっている。また、清華大学人文学院社会学科の学生による調査では、2010年度の農村出身の学生はわずか17%だった。
教育学者、楊東平(ヤン・ドンピン)氏の研究によると、農村の学生は主に一般レベルの地方単科大学に集中している。湖北省では、02年から07年の5年間で、大学専科に合格した農村出身の学生の割合は39%から62%にまで上昇し、軍事、師範などを主とした推薦入学の割合も33%から57%に上昇。重点大学では、中産家庭、官僚、公務員の子女が無職や失業家庭の子女の17倍だった。また、2004年にアモイ大学教育学院が全国の大学34校の出身状況を調査したところ、一般労働者階級の子女が重点大学や普通大学に入学する割合はそれぞれ7.9%、5.6%減少した。
また、各地の名門高校では手厚い教育経費と政策支援により毎年北京大学や清華大学へ大量合格させているが、楊氏は「この課程は最初から低所得層家庭を排除している」と指摘する。最近5年間に北京大学に入学した体育特待生の大多数は東部地区からであり、7割が大中規模の都市の学生で、農村出身はわずか6%だった。さらに芸術特待生はこれまで1人も農村出身者がいない。
「蟻族」という概念を作った学者の廉思(リエン・スー)氏は、「出身層が低いほど進学する学校のレベルは低くなる」と家庭の所属階層と入学できる学校水準は正比例する事実を指摘している。(翻訳・編集/中原)
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