地元女性と日本人男性とのお見合いが「ビジネス」に―黒竜江省ハルビン市方正県

Record China    2011年8月3日(水) 20時12分

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2日、中国・黒竜江省ハルビン市方正県で女性を日本へ嫁がせるためのお見合いが「ビジネス」になっている。写真は湖北省武漢市で開催された「富豪とのお見合いパーティ」で水着姿を披露する美女たち。

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2011年8月2日、中国誌・瞭望東方週刊によれば、黒竜江省ハルビン市方正県で女性を日本へ嫁がせるためのお見合いが「ビジネス」になっている。

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方正県はハルビン市内から約180キロに位置し、人口わずか23万人の小さな街だが、日本とのつながりは深い。1945年の終戦で日本へ帰国しようとする開拓民の集合場所となっていたが、多くの女性や子どもが帰国できずにこの地に残った。いわゆる「残留婦人」や「残留孤児」と呼ばれる人たちだ。

至るところに日本語学校があり、日本人にも優しい。地元の20代女性・艾(アイ)さんは先日、日本人の40代男性とお見合いし、結婚が決まった。今はビザが下りるのを待っているところだという。この街では艾さんのように女性の多くが日本人男性との結婚を希望している。日本への憧れが強いためだ。

地元のタクシー運転手によれば、この街から毎年何百人もの女性が日本へ嫁いでいる。国交正常化により、帰国した残留孤児が中国の両親や友人を日本へ招いた際、故郷の中国人女性を日本人男性に紹介したことがきっかけ。里帰りした女性の豊かな生活ぶりに「私も日本人男性と結婚したい」という女性が急増。こうしてお見合いがビジネスとして広がった。

言葉も通じない相手と数回会っただけで結婚を決めてしまう背景には、女性側のこうした理由のほか、男性側の切実な嫁不足という問題がある。日本では「農家の嫁」は女性から敬遠されがちで、特に農家の長男は40歳を過ぎても独身というケースが多い。だが、方正県の若い女性たちにとってはこうした条件より、「日本人と結婚する」ことの方が重要のようだ。(翻訳・編集/岡田)

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