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2日、中国で行った今年度の調査によると、最も信頼できる職業に選ばれたのは、軍人、農民など。最下位は昨年に続いて仲介サービス業となった。写真は11年6月、雲南省昆明市。客の取り合いにより、不動産仲介業者同士が街頭での乱闘に発展した。
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2011年8月2日、中国で“最も信頼できる職業”を尋ねた調査で、上位から順に軍人、農民、学生、教師および出稼ぎ労働者が今年のトップ5に選ばれた。最下位は昨年に引き続き、仲介サービス業。中国共産党系「小康」雑誌社の中国全面小康研究センターと清華大学メディア調査実験室が合同で先月、国内の31省・市・自治区を対象に行った「2011中国人信用大調査」の結果として発表された。香港のニュースサイト・鳳凰網が伝えた。
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最も信頼できる職業に選ばれた軍人と農民は、例年5位以内に選ばれており、安定した人気を得ている。それらに続く学生、教師および出稼ぎ労働者を含め、上位5位に入っている職業には素朴かつ旧来の職業といった共通点が見られる。この結果から、人々が主にそれら職業に信頼を置いていて、都市化が進んだ現在も、都市生活を基盤とする職業がそれ以上の信頼を得られていないことが読み取れる。
2年連続で最下位になった仲介サービス業については、サービスの質を監督する制度や機関が整っていないため、虚偽の情報や誇大広告、お金を騙し取るなどの悪行が横行していることが大きな原因のようだ。また、昨年のワースト10位から2位に急上昇した食品関係についても、最近の食品安全不安を裏付ける結果となっている。
中国社会はまだ信用構築の初期段階にあり、自分自身および他者との約束を守るといった基本的なところから、まずは個人個人が信頼を得る努力をしていく必要がありそうだ。(翻訳・編集/AN)
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