故宮博物院で国宝の皿が割れる、研究員が非破壊検査中にうっかり―中国

Record China    2011年8月1日(月) 12時37分

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7月31日、中国・北京の故宮博物院で国家一級文化財(国宝に相当)に指定されている宋代の焼き物が、非破壊検査中に研究員のミスにより破損するという事故が起きていたことが分かった。写真は検査中のミスによる破損が判明した「青釉葵瓣口盤」。

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2011年7月31日、中国・北京の故宮博物院で国家一級文化財(国宝に相当)に指定されている宋代の焼き物が、非破壊検査中に研究員のミスにより破損するという事故が起きていたことが分かった。中国新聞社が伝えた。

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破損したのは宋代(960〜1279年)の伝説的な青磁窯「哥窯(かよう)」で作られた皿「青釉葵瓣口盤」。同院の事故調査チームによると、7月4日に同院の古陶磁検査・測定研究実験室で、表面の微小なキズなどを皿を傷付けずに科学的に分析する「非破壊検査」中に、研究員が機器の操作を誤り皿に大きな圧力が加わったことで、割れてしまった。

同院では昨年から宋代の焼き物を重点的に研究しており、約50点について非破壊検査を行ってきた。今回の事故を受け、検査は一時中断されたが、中国文化部と国家文物局にはいまだ正式に調査結果が報告されていないという。(翻訳・編集/NN)

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