ヴェネチア出品の「セデックバレ」、“中国台湾”のクレジットに怒りの声&映画祭騒動が再燃?―台湾

Record China    2011年7月29日(金) 13時5分

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28日、来月開催の第68回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に、中華圏から2作品が出品されることになった。写真は「セデックバレ」のウェイ・ダーション監督(中央)と出演者。

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2011年7月28日、来月開催の第68回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門ノミネート作が発表され、中華圏から2作品が出品されることになった。新浪網が伝えた。

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来月31日〜9月10日に開催されるヴェネチア国際映画祭は、28日にノミネート作品を発表。中華圏からはアン・ホイ許鞍華)監督の香港映画「桃姐」(A Simple Life)、ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督の台湾映画「セデックバレ(賽徳克・巴莱)」(Seediq Bale)の2作品が、コンペティション部門に出品されることになった。

「桃姐」は、アンディ・ラウ(劉徳華)と女優デニー・イップ(葉徳嫻)共演のヒューマンドラマ。「セデックバレ」は、1930年に台湾で発生した抗日事件「霧社事件」を生々しく描いている。

「セデックバレ」の出品にあたっては、映画祭公式サイトでの表記問題が台湾で沸騰。制作国の欄に「China、Taiwan」と書かれているとして、台湾のネットユーザーからは不満と怒りの声があがっている。昨年の東京国際映画祭でも、中国の代表団が台湾代表団に対し「中国台湾」の名称使用を要求し、台湾出身のビビアン・スーが涙を見せたのが記憶に新しいところ。ビビアンは「セデックバレ」にも出演しており、ヴェネチアの舞台でまたひと悶着が発生するのでは?と危惧する声も聞かれている。(翻訳・編集/Mathilda

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