経済成長維持には海洋資源の確保が不可欠=5カ年計画の新たな動き―中国

Record China    2011年7月17日(日) 5時56分

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11日、ベトナムメディアは、シンガポール南洋理工大学の楊芳研究員のコラム「中国の新海洋利益が東南アジアに与えた啓示」を掲載した。写真は中国海洋石油の981深海ボーリングプラットフォーム。

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2011年7月11日、ベトナムメディアは、シンガポール南洋理工大学の楊芳(ヤン・ファン)研究員のコラム「中国の新海洋利益が東南アジアに与えた啓示」を掲載した。14日付で環球時報が伝えた。

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中国の第12次5カ年計画(2011〜2015年)では、海洋発展指導方針が独立した章として設けられている。第11次5カ年計画期間中、中国の海洋経済は13.5%もの成長を遂げた。しかし全GDPに占める比率はまだ10%で、大きな成長の余地を残している。

中国経済の成長はエネルギーと資源に依存している。そのため中国は現在、近海の資源の調査を進め、輸入依存を解消しようと企図している。中国海洋石油は6月、3000メートルもの深海でボーリング作業を行うなど、従来以上に高難度の作業にも挑むようになった。

一方で中国の海洋進出は隣国との摩擦を招いている。こうした状況をかんがみ、中国の海上警備隊は急ピッチで拡大されているほか、国家間の対立を招かないよう「民間巡視船」まで活用されるようになった。中国人民解放軍はさらに強力な海洋戦略を構築するよう呼びかけている。

他国との衝突を避けつつ、いかに海洋資源確保を実現するか。中国政府の政策決定者たちが熟慮しなければならない問題となった。(翻訳・編集/KT)

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