北朝鮮、深刻な食糧不足に直面―中国からの輸入が急増

Record China    2011年7月2日(土) 23時28分

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6月30日、韓国農村経済研究院は北朝鮮が深刻な食糧不足に直面しており、中国からの輸入が大幅に増加していると指摘した。写真は北朝鮮の農村。

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2011年6月30日、韓国の聯合ニュースによると、韓国農村経済研究院(KREI)は北朝鮮が深刻な食糧不足に直面しており、中国からの輸入が大幅に増加していると指摘した。7月1日付で米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

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韓国貿易協会の発表した「北朝鮮の食糧・肥料輸入動向レポート」を、KREIが分析した結果、北朝鮮が今年5月に中国から輸入した食糧は5万328トンに上り、前月比79.2%増、前年同月比31.5%増となった。

5月に輸入した食糧のうち、最も多かったのはとうもろこし(全体の54.6%)で、小麦粉(34.5%)、米(10.7%)が続いた。また、今年1〜5月の輸入状況を前年同期と比較すると、とうもろこしがやや増加し、大豆が大幅に減少している。この状況について、KREIは「とうもろこしは代表的な食糧不足対策の穀物であり、北朝鮮が深刻な食糧不足問題に直面していることを表している」と分析した。

また、化学肥料の輸入量も引き続き増加しており、5月だけでも6万7000トンに達し、今年1〜5月の合計輸入量は前年同期比39%増の11万4300トンとなった。KREIは「冬の厳しい寒さと肥料の深刻な不足などの影響で、北朝鮮の今年の食糧の収穫は大幅に減少するだろう」と予測している。(翻訳・編集/HA)

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