<中華経済>国産初の「ユーロ4」ディーゼルエンジン開発―中国

Record China    2011年7月1日(金) 15時48分

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6月29日、広西チワン族自治区玉林市に拠点を置く広西玉柴機器股フェン有限公司は、欧州の排ガス基準「ユーロ4」をクリアしたディーゼルエンジンの開発に中国で初めて成功したと発表した。

2011年6月29日、広西チワン族自治区玉林市に拠点を置く広西玉柴機器股フェン有限公司は、欧州の排ガス基準「ユーロ4」をクリアしたディーゼルエンジンの開発に中国で初めて成功したと発表した。中国の各メディアが伝えた。

同社はメディア発表会で最新鋭のディーゼルエンジン「玉柴6L‐60欧4」の実物模型を公開し、天津大学内燃機燃焼学国家重点実験室との4年に渡る共同研究で、自主知的財産権を持つ中国初のディーゼルエンジンが誕生したとアピールした。国家轎車質量監督検験中心による排気ガス分析では、「ユーロ4」の規定値を大きく下回る好成績を収めたという。

「ユーロ4」は現時点で最も厳しい排ガス基準で、欧州では2013年から適用される。欧州のエンジンメーカーの多くがまだ開発段階であることから、同社は「いち早く国際レベルのコア技術を掌握したことで、中国製ディーゼルエンジンの国際競争力も向上するだろう」と期待を示す。

同社は自動車エンジンの研究開発拠点として、国家レベルの技術センターや実験室を運営しており、業界トップの実力を持つ。中国の排ガス基準「国1」から「国5」をクリアするエンジンは、全て同社が最初に開発に成功しており、最も厳しい「国5」の製品は2007年に完成している。(翻訳・編集/JX)

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