日本は「積極派」、米国は「慎重派」=世界の高速鉄道事情―中国紙

Record China    2011年7月1日(金) 11時20分

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30日、北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄道」が開通し、中国の高速鉄道プロジェクトが新たな幕開けを迎えた。すでにその目は国境を超え、ユーラシア大陸にまで向けられている。写真は30日、「京滬高速鉄道」の開業初日。

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2011年6月30日、北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄道」が開通し、中国の高速鉄道プロジェクトが新たな幕開けを迎えた。すでにその目は国境を超え、ユーラシア大陸にまで向けられている。広州日報が伝えた。

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中国は英国米国の高速鉄道プロジェクトへの参入を積極的に模索する一方、アフリカや南米各国とも共同で建設計画を進めている。新たな高速鉄道ブームの到来とも呼べる昨今、各国はどのような取り組みを行っているのだろうか。

“積極推進派”の日本は、世界で初めて実用的な高速鉄道の建設を成し遂げた国。1964年に東海道新幹線が開業、1971年には「全国新幹線鉄道整備法」が可決され、高速鉄道建設ブームが一気に高まった。今年3月には時速300キロを誇る最新型の「はやぶさ」が登場。新たに5路線を建設する予定だ。

日本の成功は欧州各国を大いに刺激した。高速鉄道網が最も発達しているのはフランスで、国内150都市のほか、ベルギーやドイツなど各国とも結ばれている。最も積極姿勢なのはスペイン。予算1300億ドルを計上し、2020年までにフランスから高速鉄道王国の座を奪う予定だ。このほか、トルコやブラジルでも積極的にプロジェクトが推進されている。

一方、「後発組」となった米国だが、一貫して慎重な姿勢は崩していない。英国も「欧州最速の高速鉄道の建設」を宣言したばかりだが、環境破壊への懸念から強い反対が起きている。(翻訳・編集/NN)

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