<中華経済>リコール騒ぎの韓国クムホタイヤ、天津工場は操業継続―中国

Record China    2011年6月28日(火) 20時20分

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28日、3月に品質問題を暴露された韓国クムホタイヤの天津工場が、現在も操業を続けていることが、メディアの取材で明らかになった。国内の完成車メーカーとの取引は断絶しており、全量を海外に輸出している模様だ。

2011年6月28日、3月に品質問題を暴露された韓国クムホタイヤの天津工場が、現在も操業を続けていることが、メディアの取材で明らかになった。国内の完成車メーカーとの取引は断絶しており、全量を海外に輸出している模様だ。中国の各メディアが伝えた。

同社は3月15日に中国中央テレビ(CCTV)の告発報道を受け、タイヤのリコールを発表。黒龍江省ハルピン市では、当局が天津工場で生産したタイヤの販売を禁止するなど大きな問題に発展した。しかし従業員らによれば、報道直後の1週間は製造ラインを止めたが、工場内の大掃除をしただけで、すぐに通常通りの生産体制に戻ったという。その後会社側は、就業時間内の外出禁止をはじめとする新しい就業規則を発表し、メディアの取材を受けたり、工場内を撮影した写真やビデオなどを外部流出させた場合は即刻解雇すると通知した模様だ。

天津工場の1日あたりの生産能力は約4万本だが、同社に出入りするトラック運転手は「今は毎日2万本程度まで減っている。国内メーカーには届けず、直接港に運んでいる」と明かす。これについて関係者は、国内メーカーとの取引がないことを認めた上で、「信用回復には充分な時間が必要だと思う」と述べた。一方海外からの注文について、「顧客の要求通りに原材料を配合するため、品質に問題はない」と説明し、受注は好調だとアピールした。(翻訳・編集/JX)

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