Record China 2011年6月29日(水) 5時41分
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27日、中国鉄道部の元幹部が「『独自技術で最高時速350キロを達成』はでっち上げ」と証言した問題で、同部のチーフエンジニアがこれに真っ向から反論した。写真は17日に行われた「京滬高速鉄道」の初のメディア向け試乗会。
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2011年6月27日、北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄道」の開業を控え、中国鉄道部の元幹部が「『独自技術で最高時速350キロを達成』はでっち上げ」と証言した問題で、同部のチーフエンジニアがこれに真っ向から反論した。28日付で新京報が伝えた。
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中国鉄道部の元副チーフエンジニア、周翊民(ジョウ・イーミン)氏が証言した。それによると、汚職で逮捕された劉志軍(リウ・ジージュン)前鉄道部長の在任中、中国の高速鉄道が「独自技術で最高時速350キロ」を達成したと公表したが、実は独自技術というのは全くのウソで、外国から導入した技術の安全基準である時速300キロを無視し、何の裏付けもないまま時速を引き上げていたというもの。
これに対し、中国鉄道部のチーフエンジニア、何華武(ホー・ホアウー)氏は「事実ではない」と否定。中国の高速鉄道列車は完成まで「導入、消化、吸収、再革新」という道のりをたどっており、まずは時速200〜250キロの技術をもとに独自技術で時速350キロを実現させ、さらにそこから時速380キロでの走行が可能な新世代の高速鉄道用車両を開発したと反論した。
また、間もなく開業する京滬高速鉄道の最高時速を300キロに引き下げる理由について、中国鉄道部の王勇平(ワン・ヨンピン)報道官は「国民のニーズに合わせる、輸送能力や収益を高める、コストを節約するなどの問題を考慮したため」とし、「技術的に追いつかず、安全上の問題が起きたためではない」と強調した。
何氏も「開業当初は300キロで妥当だ。今後、徐々に350キロで走行できる条件が整ってくる」との見方を示している。(翻訳・編集/NN)
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