中国人の個人旅行解禁、路線整備や新業態立ち上げで応戦―台湾

Record China    2011年6月29日(水) 0時39分

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28日、台湾が中国本土の個人観光客の受け入れを開始した。現地の小売業界などは今回の解禁を大きな商機と位置づけ、さまざまな優待サービスを準備している。写真は北京から台湾への個人旅行に出発する第一陣の人々。

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2011年6月28日、台湾が中国本土の個人観光客の受け入れを開始した。団体観光客の受け入れは08年7月にすでに開始していたが、現地の小売業界などは今回の解禁をより大きな商機と位置づけ、さまざまな優待サービスを準備しているという。中国新聞社の報道。

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北京、上海、福建省アモイ市のいずれかに住民票を持っていれば、台湾への個人観光がかなう時代になった。滞在期限は15日までと短いが、中国国家旅游局はこれを双方の文化的理解を促進する好機と期待を寄せている。

もちろん、台湾現地では中国人観光客の豊かな懐に大きな可能性を見出している。主要都市と周辺の観光地を結ぶ観光用バス路線を18本整備し、台北や高雄などの大都市だけでなく、その周辺にも経済的恩恵を行きわたらせたいと考えている。とくに台北を起点とした路線は、市内循環・近郊観光地をつなぐ6本が運行される。

中国人観光客の現地消費に期待するデパートやコンビニエンスストアなどの小売業も活気づいている。通信・チケット発券サービス・みやげもの販売などを一体化した観光客向けのワンストップ業態も立ち上がりつつある。デパートなどの商業施設では税金還付サービスやVIPエリアの設置など各種優待サービスで対応している。(翻訳・編集/愛玉)

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