Record China 2007年1月23日(火) 12時38分
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中国本土の人は観光目的で自由に香港に入ることができるが、最近妊婦に関しては少々事情が異なるようだ。写真は香港最大の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)。
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2007年1月22日、香港の税関では中国本土からやって来た妊婦に対し、香港を訪れる目的について厳しい審査や尋問がもうすぐ実施される予定だ。香港での出産が目的と疑われたら、その妊婦は即刻入境禁止になるという。
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香港当局は今年2月1日以降、中国本土からの妊婦の入境を厳しく制限することに決めた。近年香港での出産を望む中国本土の妊婦が押し寄せており、病院で地元香港人の出産に手がまわらなくなるなどの影響が出ているためで、香港の病院の予約がない妊娠7か月以上の妊婦に対しては、香港入境を禁止している。
中国人がなぜ香港で出産したいのか、その理由の一部は、中国で敷かれている一人っ子政策のためであろう。2人目を産む時に徴収される罰金を、香港だと支払わなくて済むのだという。さらに中国と比して香港の方が、医療レベルが高いという理由もあろう。
しかし大多数の本土女性の目的は、香港の居留権の獲得にあるものとみられる。2001年7月、中国大陸出身の夫婦が香港で出産した子どもに、香港の居留権が認められるという判決を裁判所が下したのを皮切りに、出産目的の女性が大勢香港を訪れるようになっている。
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