拡大
13日、著名な中国人ブロガー、田一楓氏は「中国は南シナ海で一戦交える必要があるのか?」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。写真は1月、北海艦隊航空兵の飛行演習。
(1 / 4 枚)
2011年6月13日、著名な中国人ブロガー、田一楓(ティエン・イーフォン)氏は「中国は南シナ海で一戦交える必要があるのか?」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。
【その他の写真】
60年代初め、中国はインドと国境問題で反撃戦を展開した。毛沢東はその時、「中国は3年も我慢した」と言っていた。そして、10年後。今度はベトナムとも反撃戦。その時もトウ小平は迷いに迷ったが「我慢の限界」に達し、ベトナムに「罰」を与えることを決意した。
新中国成立後、「一江山島戦役」と「金門砲戦」以外の外部との戦争は、すべて中国が仕方なく応じたものだ。そこに至るまで苦難に満ちた過程を乗り越え、外部からの侮辱や侵略にやむなく抵抗したのである。今、中国は南シナ海で同様の状況に直面している。3年どころではない、もう30年も我慢してきたのだ!
実は中国が武力行使を決意すれば、南シナ海で領有権を争う諸国が一致団結したとしても、絶対に中国にはかなわない。だが、中国はあえて平和解決の道を選んだ。問題を先送りにし、共同開発を主張してきたのだ。中国はすでに最大限の抑制と忍耐を保ってきた。
南シナ海情勢は「臨界点」に達しようとしている。軍事的手段で紛争を解決する可能性が高まってきた。その原因は中国が長距離戦闘機や空母を保有することとは関係ない。それはベトナムなど諸国が近年、資源の強奪を企てるようになったからだ。
中国が南シナ海問題で強硬姿勢をとっているのは、話し合いに応じさせるため。だが、その作戦に効果が得られない場合はやむを得ず、突発事件や局地的な戦争が起きることを想定した軍事演習を行い、いつでも反撃できるよう準備するしかない。
南シナ海で必ずしも一戦を交える必要はないと思う。中国は戦争を望んでいない。だが、だからといって中国は決して弱腰であったり、譲歩したりしてはならない。(翻訳・編集/NN)
Record China
2011/6/20
Record China
2011/6/19
Record China
2011/6/18
Record China
2011/6/17