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豊作と思い喜んでいたものの、野菜の価格が急激に下落。せっかく作ったキンサイを、収穫しないままつぶすことになった。
2007年1月中旬、中央テレビ局ニュースセンターが主催し、中国の代表的な通信社やメディアが協力して選んだ「2006年中国のニュース写真ベスト10」が発表された。写真はどれも素晴らしく、それぞれから中国の「今」が見えてくる。レコードチャイナは今回、これら10枚の優れた写真を日本で初めて紹介している。
2006年10月、キンサイの中国三大栽培地である陝西省西安市閻良(イェンリアン)区は豊作の秋を迎えた。しかし野菜の価格が急激に下落したため、農民は苦境に陥った。冬小麦の季節が到来し、多くの農家は無念の思いで極上のキンサイをつぶし、畑に小麦の種をまいた。
地元メディアの報道によると、政府と企業は積極的にキンサイを買い取り、地方の料理協会は多くのキンサイ料理法を考え出して、この野菜を食べるよう人々に呼びかけた。このため西安市ではキンサイを食べることがブームとなり、この野菜は「愛のキンサイ」と呼ばれるようになった。
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