Record China 2011年6月17日(金) 5時52分
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13日、韓国紙は激増する中国の食糧輸入が韓国の食料安全を脅かす可能性があると報じた。写真は安徽省の養豚農家。
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2011年6月13日、韓国紙・中央日報は「中国の豚と食料安全」と題した記事を掲載し、激増する中国の食糧輸入が韓国の食料安全を脅かす可能性があると報じた。16日付で環球時報が伝えた。
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記事によると、豚は「穀物を食べる機械」と称されるほどで、養豚には莫大な量の飼料が必要とされる。中国では世界の養豚数の半分を超える4億5000万頭が飼育されており、1日当たりの豚肉消費量は約14万トンに上る。
中国では昔から「豚肉は天下を安定させる」と言われており、豚肉の安定した供給は政府の重要な政策にもなっている。豚の飼料の一つであるトウモロコシは、中国の2010年の輸入量は157万トンに上り、世界の穀物市場にも大きな影響を与えている。
飼料の需要は毎年20%の割合で増加しており、豚肉価格の上昇にもつながっている。中国商務部の統計によると、豚肉の卸値は1kg当たり20元(約250円)で、1年前と比較して約40%も値上がりしている。豚肉の値上がりは物価上昇にも直接関連し、「豚は中国、ひいては世界のインフレの元凶」とも言われている。
中国は大豆、小麦、大麦など他の穀物の輸入も大幅に増やしている。小麦の輸入は08年にはゼロだったが、10年は120万トンに上り、今年は300万トンに達すると予測されている。大豆に関しては、中国の昨年の購入量は世界の総量の60%を占めた。
国際市場における中国の穀物の大量購入は、中国の人口が世界の総人口の20%を占めているにもかかわらず耕地面積が世界の6%しかないことや、毎年発生する深刻な気象災害が原因に挙げられている。激増する中国の穀物輸入は食料自給率が27%未満の韓国の食料安全保障に影響を及ぼしかねないと記事は指摘している。(翻訳・編集/HA)
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