2011年6月15日、03年に他界した香港の人気女性歌手アニタ・ムイの母親が娘の伝記本出版を計画していることが明らかになった。遺産相続裁判も続行するという。聯合報が伝えた。

【その他の写真】

香港トップスターのアニタ・ムイは03年、子宮頸がんのため40歳の若さで他界。アニタは遺書で遺産分配について指示していたが、これを不服とした母親の覃美金さんは04年、遺産全額を渡すよう求めて裁判を開始。香港の裁判所は先月、上告を棄却し、覃美金さんの敗訴となった。

しかし、覃美金さんはこのほど、引き続き上訴することを発表。裁判資金としてアニタの伝記本「我的愛女梅艶芳（＝私の愛娘アニタ・ムイ）」の出版も計画しており、娘の苦労話や芸能生活の裏ネタを披露するつもりだという。

伝記本に書かれる内容については、その一部をメディアにチラ見せするかのように、覃美金さんはこのほど人気俳優アンディ・ラウ（劉徳華）とアニタの関係について語っている。「アンディは娘にとって最愛の男だったのよ！」と話し、アンディには現在の妻キャロル・チュー（朱麗倩）さんという長年の恋人がいたため、「あきらめざるを得なかった」としている。（翻訳・編集/Mathilda）