中国の未来は複製から独自ブランドに舵を切れるかにかかっている―英経済紙

Record China    2011年6月13日(月) 7時22分

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7日、中国が国際競争を勝ち抜くには複製に頼らず独自の国際ブランドを生み出していくことが必要だと英経済紙が指摘した。写真は昨年末に遼寧省瀋陽市にオープンした日本の家電販売最大手・ヤマダ電機の中国第1号店。

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2011年6月7日、英フィナンシャル・タイムズは、中国が国際競争を勝ち抜くには複製に頼らず独自の国際ブランドを生み出していくことが必要だと指摘した。11日付で環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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中国は「世界」戦略を加速しており、中国企業による海外直接投資額は2020年までに2兆ドルに達するとの予測もある。だが中国企業は海外でカネをばら撒くだけで、トヨタサムスンのような世界ブランドを生み出す能力をもっておらず、すでに日本を抜いて世界第2の経済体となったものの、中国のビジネスモデルの弱点を露呈している。

中国の将来における経済成長は大型中国企業の命運と直接つながっている。競争がし烈を極める欧米市場で中国企業が太刀打ちできないなら、中国が今後20、30年高度成長を継続していくのはほとんど不可能だろう。中国政府の上層部はすでに海外市場における成功が鍵となっていることに気づいている。

中国国有企業の最大の弱点は、中国国内において競争といえる競争にさらされてこなかったことだ。(規制などを盾に)市場における利潤を独占し、開発も怠ってきた。そのため中国による世界進出はエネルギー分野と低付加価値の製造業に集中している。中国は今、科学技術・イノベーションと教育に対する投資へと舵を切るべきだ。政府も国内の正常な競争を促し、国有企業と民間企業を同じ土俵の上で公平に競争させ、民間企業に対する銀行融資における規制緩和、国有企業に対する厳格な監督などを実現しなければならない。(翻訳・編集/津野尾)

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