大学新卒者の就職率と平均月収が上昇、好調の国内経済を反映か―中国

Record China    2011年6月13日(月) 6時37分

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11日、2010年の中国の大学新卒者就職率は89.6%で09年より3ポイント、08年より4.1ポイント上昇した。新卒者の平均月収は約3万1000円で前年比16%増。写真は南京理工大学で開かれた就職説明会に詰めかける学生たち。

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2011年6月11日、中国の調査会社「マイコス・インスティテュート」の報告によると、10年の大学新卒者の就職率は89.6%で、09年より3ポイント、08年より4.1ポイント上昇したことが明らかになった。シンガポール華字紙・聨合早報が伝えた。

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マイコスがこのほど発表した「11年中国大学生就業報告」によると、10年は新卒者の就業率だけでなく平均月収も大幅にアップ、前年比16%、349元(約4400円)増の2479元(約3万1000円)となった。記事は、これらの数字は10年の中国経済が安定して推移したことを示していると指摘した。しかし新卒者の就職率が最近2年間で上向きつつある反面、10年の新卒者の9.9%にあたる約57万人が就職できずにいるという。とりわけ法学、生物学、コンピューター専攻の新卒者は就職難と低賃金に直面している。

10年の4年制大学の新卒者のうち就職率が高かった業界は、金融、銀行、証券、保険の各業界で、全体の12.9%を占めた。職業別就業比率では販売員が最も高く、全体の12%を占めた。ちなみに08年に就業比率が最も高かったのは秘書と管理アシスタント。就業地域では北京、上海広州といった大都市に相変わらず人気が集中しており、起業した新卒者はわずか1.5%にとどまった。(翻訳・編集/本郷)

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