中国の医療制度、依然として多くの問題が存在―米メディア

Record China    2011年6月11日(土) 18時25分

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6日、米メディアは、中国は過去30年で大きな経済成長を遂げ、国民の健康状態は改善されたが、医療制度には依然として多くの問題が存在していると報じた。写真は海南省の病院。

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2011年6月6日、米オンライン誌ザ・グローバリストは、中国は過去30年で大きな経済成長を遂げ、国民の健康状態は改善されたが、医療制度には依然として多くの問題が存在していると報じた。10日付で環球時報が伝えた。

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中国人の平均寿命は、経済発展やそれに伴う健康状態の改善などによって、1990年の69歳から2010年には75歳近くまで伸びた。しかし、医療問題は解決されないままの状態が続いている。富裕層は先進的な医療技術によって大きなメリットを得ているが、貧困層は依然として基本的な医療さえ受けられず、多くの人が金銭的な理由で治療を断念している。また、医療機関の約80%は都市部に集中しており、農村では1億人以上が適時の医療が受けられない状況にある。

高い医療費も患者の病院離れを加速させている。医療機関は薬の処方による増益に頼っているところも多く、不要な検査や処方が患者の負担を大きくしている。また、高齢化の急速な進行も今後の大きな問題となる。2035年には中国の人口の25%を60歳以上が占めると予想されており、医療コストを大幅に押し上げることになる。(翻訳・編集/HA)

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