中国艦艇、太平洋での訓練が周辺国家を不安に―英メディア

Record China    2011年6月10日(金) 17時44分

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9日、防衛省は、中国海軍のフリゲート艦3隻が東シナ海から沖縄本島と宮古島の間の公海を太平洋に向けて通過したと発表した。8日にも8隻が同海域を通過しており、2日で計11隻は過去最多規模となる。写真は山東省の海域で演習を行う中国海軍艦艇編隊。

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2011年6月9日、防衛省は、中国海軍のフリゲート艦3隻が東シナ海から沖縄本島と宮古島の間の公海を太平洋に向けて通過したと発表した。8日にも8隻が同海域を通過しており、2日で計11隻は過去最多規模となる。英BBC放送の中国語版ウェブサイトが伝えた。

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これについて、中国国防部の新聞(報道)事務局は「人民解放軍海軍艦艇編隊は6月中〜下旬に西太平洋の国際水域で訓練を行う予定」と説明。また、「これは定例訓練で、関連する国際法に沿っている。特定の国や目標を対象にしたものではない」と強調した。

外務省は「公海上で国際法上問題はない」としているが、今回の動きは周辺国家、特に日本の警戒を引き起こした。防衛省幹部は9日の記者会見で、中国海軍の活動は日増しに活発化している。日本はこれに対し、重大な関心を持ち、監視していく」と述べた。また、日本と韓国に軍事基地を持ち、太平洋地域の軍事上の主導的立場にある米国も、警戒しながら日増しに勢いを増していく中国海軍の動きを観察している。

中国政府は3月、2011年度の国防予算は前年比12.7%増の6100億元(約7兆5000億円)に達すると発表した。胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席も海軍の近代化を優先させる意向を示している。このほか、中国初の空母が年内にも進水するとの報道もある。これは米国の予想より丸1年早い。一連の動きは自らの海洋利益を守ることに対する中国の強い決意の表れだとみられる。(翻訳・編集/NN)

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