2011年6月9日、国際人材調査会社・ECAインターナショナル（ECA International）が発表した最新の「生活費の高い都市ランキング」で、東日本大震災の影響がありながらも東京が世界首位となった。香港紙・文匯報の報道を中国新聞社が伝えた。

【その他の写真】

07年に始まったこのランキングは、海外からの駐在員が生活にかかるコストを算出するもの。食費、被服費、日用品などの項目が含まれるが、家賃、光熱費、学費などは含まれない。今年3月に世界の400都市で行われた調査結果が最新のデータに反映された。

東日本大地震が発生した日本では、物価が微増したものの大きな影響が見られず、首位の東京以下、名古屋、横浜、神戸と上位4位を独占した。前回33位の香港は45位に転落。アジア地区のランキングでも7位に甘んじた。同じくアジア地区で伸びが顕著だったのがシンガポール。68位から36位に上昇し、アジア地区ランキングでは6位と、初めて香港を上回った。(翻訳・編集/愛玉)