1兆ドル超える資本が新興国へ、最大は中国―国際金融協会

Record China    2011年6月4日(土) 11時18分

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2日、国際金融協会が明らかにした予測で、新興国への資本移動が2011、2012年ともに世界全体で1兆ドルを超えるとされ、中国は最大の投資対象国だと見られている。写真は江蘇省南京市の銀行で行われた中小企業向けの融資説明会。

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2011年6月1日、国際金融協会(IIF)が明らかにした予測で、新興国への国際資本フローが2011年には世界全体で1兆410億ドル、2012年には1兆560億ドルに達するとされている。特に中国へは全体の4分の1を占め、国際資本が最も流入すると見られている。2日付で中国新聞網が伝えた。

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IIFの報告書によると、2010年に新興国に流入した民間資本は9900億ドルで、年初における予測を800億ドル余り上回った。2011年の予測も1月の時点での予想を800億ドル余り上回っており、これは中国とブラジルに外資が集まる勢いが当初の予想以上となったためだという。

報告書における資本は外国の直接投資以外に、株式市場に対する外資や銀行間の資本流動も含まれている。2008年以来、中国は国際的な民間資本の最大の投資対象となっているが、2010〜2012年の民間資本フローはブラジルの2倍、インドの3倍である2500億ドル前後と予想されている。

IIFのチャールズ・ダラーラ専務理事は大量の資本流入は新興国の経済力増大を反映したものであり、こうした国々にとって最大の脅威はインフレであり、資本流入ではないと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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