低年齢化するブランド品の購買層、その消費者心理は「見せびらかすため」―中国メディア

Record China    2011年6月4日(土) 8時58分

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2日、中国国内のぜいたく品消費総額は2012年に米国を抜いて世界一になる見込み。主なぜいたく品購買層は45歳未満の消費者で、低年齢化が顕著になっているという。

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2011年6月2日、世界奢侈品協会(WORLD LUXURY ASSOCIATION:略称WLA)の最新報告によると、2010年の中国国内における奢侈品(ぜいたく品)市場の消費総額は2009年の94億ドルから107億ドルに上昇。2012年には米国を抜いて世界一のぜいたく品消費国になる見込みだ。中国新聞網が伝えた。

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今年に入り世界各国の研究機関がぜいたく品に関する報告書を次々に発表。そのほとんどが今後10年間における中国消費者の需要に関するものだった。しかし、中国のぜいたく品消費はまだまだ初期の段階にあり、欧米諸国の様相とは異なる特徴を示している。

中国のぜいたく品の購買層は低年齢化が進んでおり、購買者の73%が45歳未満。さらに購買者の45%が18歳から34歳の若年層で占められている。その心理状態を探ると、かなりの数の消費者にとって、自己の経済力を他人に示すための「見せびらかし消費」であることが分かった。復旦大学心理研究センター主任の孫時進教授は、「中国は大衆消費時代に突入した。消費者の購買力も急激に拡大し、人々は一種の狂騒状態にある。社会の転換期にはこうした『見せびらかし消費』のような現象が現れるが、それは必然的なもの」と説明している。(翻訳・編集/本郷)

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