2011年6月1日、在上海米商工会議所、欧州商工会議所、コンサルティング企業のアリックスパートナーズは共同で、中国在住の国内外の自動車業界関係者40人余りに対するデータ収集と調査を基にまとめたレポートを発表した。中国の自動車市場は今後5年、年平均15％のペースで成長し、自動車保有台数は現在の6000万台から15年には1億4500万台に急増すると予測している。中国新聞社が伝えた。

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中国の自動車産業の長期的な発展の予測は、今後の各家庭の収入の伸びが主要な根拠になっている。中国本土では現在、年間の世帯収入が6万元（約75万円）を超える家庭の72％が自動車1台を保有しているが、この収入層の割合は都市部の総家庭数の20％、中国本土の総家庭数の10％を占めるに過ぎない。レポートは「今後5年間で世帯収入6万元以上の家庭は2倍になる」と予測している。

同時にレポートは、完成車販売後の二次的な市場も大きく伸び、部品・アクセサリーの販売やアフターサービス市場は年平均30％以上の割合で成長すると予測する。アリックスパートナーズは、自動車ディーラーの利益の約半分は完成車販売後の二次市場から得ているとの分析結果を明らかにしている。

また、中国の自動車部品メーカーも大きく成長するとみられる。同業界の利益水準はすでに世界最高レベルに達しており、10年の平均利益率は約10％、売上高は前年比44％増の1兆6440億元（約20兆8000億円）だった。（翻訳・編集/HA）