中国の人件費が急騰=米製造業は本国回帰の動き―韓国紙

Record China    2011年6月3日(金) 8時1分

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5月29日、韓国紙・朝鮮日報は記事「静かに『ローテク』へと向かう米国、着実に『ハイテク』へと進む中国」を掲載した。中国の労働コストが急上昇するなか、米製造業は本国回帰の動きを見せつつある。写真は中国の玩具工場。

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2011年5月29日、韓国紙・朝鮮日報は記事「静かに『ローテク』へと向かう米国、着実に『ハイテク』へと進む中国」を掲載した。6月1日、環球時報が伝えた。

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「メイド・イン・アメリカ」の時代が再び到来しつつある。米国の優良製造業メーカーは最近、相次いで米本土での工場拡張計画を発表した。製造機器、玩具、家具など伝統的な製造業が米国へと帰還しつつある。

大手建設機械メーカー・キャタピラーはテキサス州での工場建設を発表。玩具メーカー・Wham−Oはフリスビーとフラフープの全生産量の50%を米国工場で実施すると発表した。中国から米国への回帰。その背景となっているのは中国の労働コスト高騰だ。

現在の労働コストは、1時間当たり中国が2ドル(約162円)、米国が22ドル(約1790円)と大きな隔たりがある。しかし中国の労働コストは年17%ペースで上昇中。一方の米国は3%と低い。物流コストや労働生産性、人民元レートの上昇を考えれば、コスト面での中国の優位は数年後には失われるという。

もちろん13億人の巨大市場を抱える中国だけに、製造業大国としての地位を失われることはない。また現在、中国は「ハイテク」路線へとかじを切っており、新たな産業を生み出そうとしている。(翻訳・編集/KT)

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