Record China 2011年5月30日(月) 23時10分
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28日、まもなく児童節を迎える中国では、子供たちの周りに溢れている危険な玩具が問題になっている。国内の安全基準が外国と比べてあまりにも低すぎるのが原因だ。写真は11年5月、中国浙江省で行われた国際玩具・児童用品博覧会。
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2011年5月28日、まもなく「六・一(6月1日の児童節)」を迎える中国では、子供たちの健康を害する危険性の高い玩具が公然と市場に出回っている。国際的に実施されている玩具安全基準に比べて、中国国内の安全基準があまりにも低すぎるのが原因だ。中国新聞網が伝えた。
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広東省広州市の地元紙・南方日報と南方都市報によると、「六・一」に合わせてほとんどの親が子供に玩具をプレゼントする予定だという。玩具を購入する際には「安全性を重視する」と答えている親たちにとって、最も困るのが他人から贈られた玩具だ。「箱を開けてみて中身の匂いが気になるときは、しばらく外に放置して匂いが消えてから子供に渡す」という親も。中には「外国の安全基準は厳しいので、中国大手メーカーの輸出向け商品しか与えない」と答えた親もいた。親たちが切望しているのは外国と同じレベルの安全基準の導入だ。
中国国内の玩具製品の安全性については、物理的性能や燃焼性、化学性能、表示と使用説明の有無がサンプリング検査で調べられるだけで、人体に有害な重金属や化学物質に関する検査項目はない。その結果、海外では使用が禁止されているフタル酸エステルなどの有害な化学物質を含んだ玩具が国内市場に溢れている。このように危険な可塑剤を添加したプラスチック玩具の原材料1トンあたりの生産コストは1400元(約1万7500円)ほどだが、可塑剤を使用しなければ1トンあたり2万元(約25万円)にも跳ね上がるという。(翻訳・編集/本郷)
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