レジ袋有料化、3年で240億枚分を削減―中国

Record China    2011年5月27日(金) 12時40分

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26日、中国政府が石油資源の節約令を実施して3年が経過し、主要な小売店におけるレジ袋の使用量が240億枚分以上削減できたと、中国国家発展改革委員会が明らかにした。写真は江蘇省南通市のプラスチック工場で生産されるビニール袋。

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2011年5月26日、新華網によると、中国政府が石油資源の節約令を実施して3年が経過し、主要な小売店におけるレジ袋の使用量が240億枚分以上削減できたことを、中国国家発展改革委員会が明らかにした。

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これによりプラスチック60万トンの消費が減少。石油に換算すると約360万トンに相当し、1000万トン以上のCO2排出が抑制されたことになる。同委資源節約環境保護局の責任者によると、3年間にわたってスーパーやデパートなどの商業施設でレジ袋の使用量が3分の2以上少なくなり、“白色汚染”(白色のビニール袋やプラスチック容器による汚染)の問題が一定程度抑制された。

中国国務院は2007年に「プラスチック製買い物袋の生産・販売・使用の制限に関する通達」を出し、2008年6月から全国規模でこれを実施した。これにより厚さ0.0025ミリ以下のレジ袋に対する規制が行われ、すべてのスーパーやデパートなどにおけるレジ袋提供は有料化された。

しかし現実には、一部の小売店でレジ袋の無料サービスが現在も続けられているなどの問題も散見されており、今後も監督・管理を徹底する必要があると、政府関係部門が指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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