中国企業にまとわりつく政治の影=海外進出加速に広がる警戒感―英紙

Record China    2011年5月27日(金) 8時43分

拡大

22日、英紙ガーディアンは記事「中国企業にまとわりつく政治の影」を掲載した。中国企業による対外投資、企業買収が加速していることに対し、他国では警戒する動きが広がっている。写真はCIC本社のロビー。

(1 / 2 枚)

2011年5月22日、英紙ガーディアンは記事「中国企業にまとわりつく政治の影」を掲載した。24日、新華網が伝えた。

その他の写真

報道によると、中国政府系ファンド・中国投資有限責任公司(CIC)は新たな資金を獲得したという。もともと巨額の資本を有するファンドだが、年数十億ドルペースで新たな資本が増強されている。

2000年まで中国の対外投資はきわめて限定的なもので、ラテンアメリカやアフリカのエネルギー、天然資源に限られていた。しかし今では、オーストラリアやカナダの鉱山企業の株式を取得するばかりか、技術やブランド力獲得を目指した買収にまで乗り出し、米国や欧州の企業買収もはじまっている。

こうした中国企業の動きは、他国に不安を与えるものとなっている。中国の大企業には必ず中国共産党の組織が設立され、また政府との関係も深い。2009年、中国五鉱集団によるオーストラリア鉱山企業買収が、国家安全を脅かすとの名目で破談になるなど、他国の警戒も次第に表面化しつつある。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携